今や、コンビニやスーパーのお菓子コーナーで『抹茶味』はすっかり定着しました。甘みの強いものから、濃厚な苦味を感じられるものまで幅広く、ものによっては甘いものが苦手な方でも食べられるものも。色鮮やかで、目にも美しい、抹茶スイーツ。
さて、抹茶スイーツが流行りだしたのはいつからでしょうか?
とはいえ、お茶屋さんでは個人的に料理やお菓子に抹茶を使う人はいたでしょうし、当然ながら、はっきりと「ここが起源だ!」と言えるものはありません。
一般的に、世の中的に「明らかにブームになった」というのはいつからなんだろう?ということで気になったので、簡単に抹茶スイーツの歴史を振り返ってみましょう。
1996年に発売されたハーゲンダッツが、今につながる”抹茶味ムーブメント”の始まりなのでは?という説があるそうです。今から25年ほど前です。結構長いですね。あ、もちろん、抹茶の歴史に比べたら短いのですけど。
確かにアラフォー世代にとっては、子どもの頃には出会っていない味なのは間違い無いです。
さて、せっかくなので1996年の日本の世相をみてみましょう。
『コギャルブーム、アムラーと呼ばれる安室奈美恵スタイルを真似る女子高生、ギャル語としては「チョベリバ / チョベリグ」なんかが流行っていた時期』だそうです。どうですか?懐かしいですか?全然知らないですか?バブルは崩壊したものの、まだ余韻で世の中元気な時期ですね。
そんな折に登場したのが抹茶アイス。日本の文化、抹茶を勢いよくアイスクリームにinしちゃったわけですね。当時のギャルは「何この抹茶アイス、チョベリグ〜!」てな感じに言っていたのでしょうか。
商品名では『グリーンティー』ですかね。
ハーゲンダッツの売り上げで、抹茶味は一番人気のバニラに次ぐ支持を得ているそうです。

そして、2001年にはスターバックスでも『抹茶クリームフラペチーノ』の販売がスタート。
もうここまでくるとみなさんおなじみ。映えジャンルです。
それでもかれこれ20年続いているということに驚きです。スターバックスはアメリカ発祥ですが、『抹茶ラテ』は海外のスタバでもオーダーできるそう。海外でも抹茶、大人気ですもんね。JAPANとして誇らしいですね。

定番となった抹茶スイーツですが、オールシーズン楽しめるものもあれば、季節限定のものも多いようです。やはり新茶シーズンに合わせているからでしょうか?
そう、年中飲んでいる印象がありますが、お茶はシーズンのもの。
♪『夏も近〜づく、八十八夜』って唄ありますけど、あの唄と茶摘みの風景をテレビなどで見たことがある人も多いのでは?これまた漠然と見聞きしたことはあるけどきちんと知らない気がします。

次回、『八十八夜ってなんだ?』『お茶のシーズンとは?』ということについて一緒に学んでいきましょう!